まいたけダンスの元ネタは、ネットミームとして爆発的に広まった表現であり、SNSでは「炎上した」「うざい」「ぐるぐる回って目が疲れる」など、賛否両論の声が絶えません。
特にVTuber界隈や絵師のあいだで二次創作が増え、ホロカ関連の視聴者、さらにはサントリーや三谷幸喜、コードギアス、山田といった一見無関係な単語まで検索候補に出るため、「一体何が元ネタ？」「誰が始めた？」と困惑するユーザーが多くいます。
この記事では、初出の構造・炎上理由・誤解の広がり方といった疑問点をすべて整理し、事実ベースでわかりやすく解説します。まずは基礎知識から整理し、その後に派生・誤情報・コミュニティ特有の文化まで深掘りしていきます。
まいたけダンスの元ネタに関する基礎知識と重要ポイント
炎上
まいたけダンスの炎上について、特に注目すべきは、テレビ番組での紹介のされ方に批判が起きた点です。たとえば、2024年10月16日放送の めざましテレビ では、TikTokなどで流行していた「まいたけダンス」が取り上げられました。
しかしこの紹介時、発祥者である 儒烏風亭らでんさん（VTuber）に言及せず、元ネタの出所が明示されなかったとして、ネット上で「何も紹介が無いのは違う」「フリー素材扱いしたかったのかな？」という意見が多く噴出しました。
具体的には、らでんさん自身が2024年5月の配信中に即興で「まいたけダンス」の歌を披露、8月には本人がアニメーション付きショート動画を投稿して1000万回以上再生という人気を得ていました。
それにもかかわらずテレビ側が「TikTok流行」くらいの紹介にとどめたことで、ファンやSNSユーザーから「オリジナルを無視して二次的に切り取った」との怒りが出たのです。
うざい
まいたけダンスが「うざい」と感じられる理由は主に三つあります。
（1）テンポの速い反復映像で脳への刺激が強い
（2）BGMや効果音のクセが強い
（3）無作為にタイムラインへ流入してくることです。
とくにショート動画文化との相性が良く、フォロー外から勝手におすすめに表示されるため、興味のないユーザーにとっては「避けられない侵入物」として受け取られます。
視覚的負担も大きく、キャラが高速で左右に揺れたり回転したりする“ぐるぐる編集”が多用されるため、「視界が疲れる」「気分が悪くなる」といった声も見られます。
これは短尺動画のアルゴリズム特性とも深く関係しており、視認性の高さを優先する編集が、結果的に“不快感”として受け取られることが多いのです。
ぐるぐる
“ぐるぐる”という表現は、まいたけダンスの特徴的な視覚効果を象徴するワードです。ループ再生・回転編集・急なズームインアウトなど、モーションが一定のリズムで繰り返されるため、視覚的に強烈な印象を与えます。
編集者が意図した「中毒性」「テンポの良さ」は視聴維持率を高める利点がありますが、視聴環境によっては目の疲労や集中力の低下を招くこともあります。
制作側では、After EffectsやPremiere Proなどの動画編集ソフトで、モーションプリセットや回転キーフレームを多用して作られる傾向が強く、アマチュアでも比較的容易に再現できることから派生が急増しました。
結果として“ぐるぐる系”の演出はジャンル化し、まいたけダンスの特徴として定着したのです。
まいたけダンスの元ネタをさらに深堀り
らでん
「まいたけダンス」の元ネタとなったのは、VTuberグループ hololive DEV_IS “ReGLOSS” 所属の 儒烏風亭 らでん さんです。
2024年5月の配信において、らでんさんが即興でこの「まいたけダンス」の歌を披露したのが発端とされ、8月には公式 YouTube 上にアニメーション付きショート動画も投稿され、1000万回以上再生されて一気に拡散しました。
その後、2024年10月16日放送の めざましテレビ（フジテレビ系列）で「まいたけダンス」が「TikTokなどで流行中の若者のダンス」として紹介されましたが、紹介内でらでんさんの名前や発祥の出所には触れられませんでした。
この点が「元ネタを無視した」「発信者を置き去りにした」などの批判につながり、ネット上で物議を醸しました。
らでんさん自身は放送後に「まいたけダンスがテレビで紹介されたようです！！ありがとうございます！！！！」と感謝の投稿を X（旧Twitter）でしていますが、それでもファンや視聴者からは「その元ネタの人紹介してよ。めざましさん。」という声が多数上がりました。
このように、「らでん」という名前は単なるタグではなく、元ネタ創作者としての実績・動画投稿・流行化の起点という意味で非常に重要です。元ネタを追う際には、らでんさんの配信や公式投稿を出典として確認することが、正確な理解に繋がります。
ホロカ
「ホロカ」とは、ファンのあいだで使われているタグ「#ホロカ」を端的に指すことが多く、特に hololive OFFICIAL CARD GAME（ホロライブ公式カードゲーム）を中心とした投稿や話題で広く使われています。
このタグは、カードゲームのデッキレシピ紹介やプレイ動画、カード写真、ファンアートなどに付けられ、ホロライブの世界観とファン活動を共有するためのキーワードになっています。
カードゲームの公式サイトでも「#ホロカでポスト」という呼びかけが出されており、ユーザーが自身のデッキ構築やプレイ体験をタグ付きで投稿することで、コミュニティの盛り上がりを促進しています。
例えば、あるデッキ紹介ページでは「まいたけダンス」「儒烏風亭らでん」といったカードの動きや戦略が細かく記載されており、それを自分で試した感想やカード画像を「#ホロカ」で投稿する流れが見られます。
このように「ホロカ」は単なるハッシュタグ以上の意味を持ち、ホロライブのカードゲーム文化を象徴する記号です。新しいカードが出るたび、プレイヤーがその構築や戦術を共有し、「ホロカタグ投稿」「ホロカ界隈」といった言い方が使われるようになっています。
まとめると、ホロカは
ホロライブ公式カードゲーム関連の投稿をまとめるタグ、
デッキ紹介やプレイ動画を共有するためのファン活動のプラットフォーム、
カードゲームファンコミュニティの一体感を高める手段
として機能しています。
ブログ記事でこのタグを扱う際には、「#ホロカを使ってデッキ紹介をしてみませんか？」というように、読者参加型のメッセージを添えると、興味を引きやすくなるでしょう。
絵師（イラスト文化と著作権）
絵師による二次創作はまいたけダンスでも非常に多く見られ、キャラクターを“まいたけ風ポーズ”で描いたり、動くアニメーションとして仕上げるなど、多様な派生作品が生まれました。
しかし、この増え方が急激だったため、無断使用トラブルや「商用利用はダメ」と明記している絵師のイラストが勝手に動画化される問題も発生しています。
著作権的には、イラストの無断利用は明確にアウトであり、二次利用の範囲を逸脱すると炎上につながるため、利用者は必ず絵師の利用規約（SNSの固定ツイートなど）を確認する必要があります。
サントリー・三谷幸喜・コードギアス・山田（検索候補に出る理由）
一見無関係なワードが関連キーワードとして上がるのは、ミーム文化特有の“連想拡張”によるものです。
- サントリー：食品系CMやダンス演出がミームに似ていると指摘され、冗談交じりのタグ付けが広がった
- 三谷幸喜：舞台的テンポのある動きやコミカル演出を連想したユーザーがタグを付けた
- コードギアス：特定のキャラのポーズが似ている、というファンの冗談投稿から派生
- 山田：もっとも一般的な姓であり、誰かが投稿した“山田さんが踊ってみた”系動画が検索に残った可能性
これらはいずれも公式な関連性はなく、ユーザーの連想・タグ遊びから発生した“ノイズのような付随現象”です。
嫌い（強い拒否反応の背景）
まいたけダンスが嫌われやすい理由は、ミームの“広がり方”にあります。興味がなくてもホーム画面に勝手に表示される・過剰に編集された映像で疲れる・ファン同士の過激な推し活投稿が続く、など視聴者のストレス要因が多く、結果として「嫌い」という感情が検索行動に表れます。
感情的反応はミームの寿命にも影響し、「嫌い」と検索する人が増えることで関連語として目立ち、さらにクリックされることで“嫌われているミーム”というイメージが固定化される仕組みです。
コードギアス（類似性の検証）
コードギアスとの関連が語られる理由は主にポーズ・手の動き・シルエットの一致にありますが、これは視聴者の主観による“似ている”の範囲に過ぎず、作品側の公式な関係は確認されていません。
ミーム文化では「○○っぽい」と感じた瞬間に二次創作が作られやすく、ユーザーの連想がそのまま“検索候補”として残ることがよくあります。
まいたけダンスの元ネタまとめ
まいたけダンスの元ネタは単一の作品に紐づくものではなく、映像編集の特徴・VTuber界隈の二次創作文化・視聴者の連想タグ付け・誤情報・ミーム化による爆発的拡散が複雑に混ざり合って形成された“複合ミーム”です。
炎上や嫌悪感は文脈の欠如・過度な編集・無断利用が引き金となり、誤解やストレスが蓄積して可視化された結果といえます。
調べる際は
（1）初出動画を確認する
（2）二次創作の利用規約を守る
（3）不快ならミュートや非表示を活用する
この3つを守ればトラブルを避けやすくなります。